「くるめすたいる2024年11月号」に弊社の取り組みが掲載されました。
(以下全文)
まんまるの就労支援を卒業したAさんの成長記録を三ヶ月にわたって紹介します。【中編】
(前編はこちら)
まんまるの就労支援を卒業したAさん。心身不安定で自分の課題から目を背けていたAさんがどう変わってきたのか、今までの道のりを振り返りながら綴った成長記録を、三ヶ月にわたって紹介するその中編です。
おなか元気ぐるーぷで働き始めて食改善に取り組んでいます。玄米、元気っこ、漬物、納豆、甘酒、旬の野菜、味噌汁などを、毎日の食事に取り入れています。
特に、職場のまかないでいただく重ね煮入り味噌汁は、野菜の自然な甘味や旨味が感じられて、とても美味しいです。重ね煮は、野菜のヘタや皮、生長点までしっかりいただくこと、野菜のアクすらも旨味になることを支援員さんに教わりました。このことから無駄だと決めつけ切り捨てているものの中にもよく見ると価値があること、マイナスも生かし方で価値になることを学びました。作るときに野菜をひたすら切っていく作業は、自分自身と向き合う時間になり、今この瞬間の自分を、あるがまま受け入れられます。料理を通して自然界の命と繋がり、「おかげさまで」生かされていることを感じられます。
また、私が変わる大きなきっかけとして、家庭内の問題があります。息子との間に境界線がひけずに、息子の不安や心配まで私が背負ってしまう。そして息子も同じように、母親である私に引っ張られる。そんな共依存の状態があります。
この状態から抜け出すために、母親として何が出来るか、私自身が変わりたいと思っています。子どもへの対応を試行錯誤し、人に会って話を聴き、情報を集め、勉強し、もがいていく中で、私の価値観が広がっているように感じます。自分の課題に直面し、生き方を見直しています。
母親の私だからこそ、私のような人生を歩んだからこそできることがある。散々苦労をかけた夫を今度は私がサポートしたい、そんな気持ちが湧きました。気が付けば、死にたいと思わなくなっていました。根強い思考の癖が少し緩んだおかげで見ること感じることに変化が起こり、自分が必要とされていることがわかり、やるべきことがたくさんあることに気付けたからです。
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就労継続支援A型事業所
「就労支援せんたーまんまる」
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