「くるめすたいる2024年10月号」に弊社の取り組みが掲載されました。

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(以下全文)

まんまるの就労支援を卒業したAさんの成長記録を三ヶ月にわたって紹介します。【前編】

私にはいくつも課題があり、ずっとそれから目をそむけていました。心も体調も、とても不安定でした。そんな私が自分の課題に向き合うことが出来て、周りに感謝できるように変わってきた経緯をお話します。

今から10年前、結婚、妊娠、2度の出産をきっかけに、私は心身不安定となりました。それまでの自分の価値観や考え方では、全く上手く行かなくなりました。完璧を求めすぎていて、白黒思考で、こうあるべきという理想があり、根強い思考のクセがありました。出来ない自分が許せずに、自分の失敗や間違いを強く責めました。理想とは違う、自分の境遇を嘆いていました。

一番具合の悪い時期は、視野が極端に狭く、激しくマイナス思考で、死にたい、消えたいとよく考えていました。衝動的な行動も多く、幼子を連れて仕事中の夫の職場に突然押しかけたこともありました。感情の振れ幅が大きく、我慢や自制ができず、幼い子ども達に手をあげたり怒鳴ったりしていました。

その度に、こんなんじゃいい母親ではないと、自分を責めました。「自責」という名の自傷行為を繰り返し、負のループにはまっていました。
 
当時の私は、苦しくて、出口のない暗いトンネルにいるようでした。周りの優しさは心に届かず、感謝できませんでした。自分は何もできない、役に立てない、いてもいなくても同じだと思っていました。そんな中、職場の方々、話を聴いて下さる方々、サポートをしてくださる方々、精神科や助産院などの病院の先生に恵まれました。私の話に耳を傾け、気持ちが楽になるアドバイスを下さいました。温かい支援のおかげでなんとか一日一日を生きのびてきました。

就労支援の職場では、支援員さん、スタッフさんは、私を見捨てることなく、私が少しでもお役に立てたときに、「ありがとう」「助かる」「いてくれてよかった」と声をかけて下さいました。社会と繋がることができて、自分が必要としてもらえる大事な居場所でした。
 
中編に続く

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就労継続支援A型事業所
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