オクラの豆知識
●オクラの歴史
オクラの歴史は古く、栽培が始まったのは、はるか昔、2000 年前のエジプトだと言われています。
日本には、江戸時代の終盤くらいに伝わったとされています。
当初は、そのネバネバが受け入れられず、普及しなかったのだとか。
一般的に食されるようになったのは、昭和 40 年くらいからだそうです。
オクラを調理する際は、トゲに注意する必要があります。
塩をまぶして板ずり(まな板の上で転がす)をすると、トゲを除去することができます。
●オクラの効果効能
オクラは、食物繊維が豊富な野菜。
特に、オクラの「ネバネバ」に、体に良い成分があるんです。
オクラのネバネバ成分は、ペクチン、ガラクタンなどの食物繊維によって構成されています。
食物繊維は、便秘の解消に効果があります。
その他のオクラの栄養素としては、カルシウム、カリウム、β カロチンなどがあります。
カリウムには、余分な塩分を排出し、体内の塩分濃度を適正に保つ働きがあります。
そのため、夏バテの防止に効果があります。
Β カロチンには、肌や粘膜の健康を保つ働きがあります。
オクラには、レタスの約 3 倍の β カロチンが含まれているそうです。
カルシウムは、骨の丈夫さを維持するために欠かせない成分です。
厚生労働省の発表によると、全体的に見て、日本人はカルシウムが不足しているとされています。
女性の方は特に、カルシウムが不足しやすいと言われています。
骨粗鬆症予防のためにも、カルシウムは積極的に摂りたい栄養素です。
夏場は特に、オクラを積極的に、料理に利用してみてはいかがでしょうか。