ブナシメジの豆知識
●ブナシメジの歴史
しめじには、いくつかの種類があります。
例えば、栽培が難しいため、希少価値が高いホンシメジ。昔は、ヒラタケのこともシメジと呼んでいたそうです。
現在、広く流通していて、私たちが口にしているのは、ブナシメジという銘柄のキノコとなっています。
ブナシメジの多くは人工栽培品です。人工栽培のため、年間を通して出回っています。
あえて旬を定義するなら、9月から11月となります。
本格的な栽培が始まったのは、1970年代頃。元々は、苦味などの癖があるキノコだったものの、人工栽培によって、改善されたとのことです。
福岡県は、シメジの収穫量が全国で第3位となっています。
なお、湿地に生えることから、漢字では「湿地」と書くことも。(または、占地・占沼)
●ぶなしめじの効果効能
ブナシメジの特徴としては、食物繊維が多く、カロリーが低いということが挙げられます。
カロリーが低いため、ダイエット中の人や、筋トレなどで体脂肪を落としたい人に、向いている食材だと言えます。
食物繊維には、脂肪の吸収を抑える働きがあります。
また、便秘の改善にも効果があります。
その他の注目すべき栄養素としては、ビタミンDやリジンなどです。
ビタミンDは、カルシウムの吸収に関わる重要なビタミンです。
女性が肌を露出できない宗教の国では、骨粗鬆症が多いことが報告されています。
これは、ビタミンDが太陽の光を浴びることによって作られるビタミンだからです。
リジンは、必須アミノ酸と呼ばれる成分です。 必須と呼ばれる理由は、体内では作れず、食品から摂る必要があるからです。
また、リジンは旨味の成分でもあります。
だんだんと涼しくなってくる秋の季節は、シメジ料理を積極的に取り入れていきましょう。